卒業生とその進路

高効率関係データベース処理のための空間最適アーキテクチャによる同時実行制御機構の研究


神野 康太

2024 年度 卒 /学士(工学)

卒業研究の概要

本研究は関係データベース管理システム (RDBMS) の高速化のために、その構成技術である同時実行制御の効率化を研究するものである。 近年、RDBMSを実行するハードウェアの高性能化に伴い、その特性に適合するスケーラビリティの高い同時実行制御が求められている。 その一例として楽観的同時実行制御に基づく方法が近年注目を集めているが、トランザクション枯渇のような課題も存在する。 そこで本研究では、同時実行制御のための新しいハードウェアアーキテクチャを提案する。 提案手法は、コストに基づく公平な競合解決ルールの導入と、必要データの表現とメモリ構成の最適化を行うことで、従来手法より公平で効率化な同時実行制御の実現を目指す。 評価の結果、提案手法はトランザクション枯渇に強く、かつベンチマークにおいて高いスループットとスケーラビリティを実現する可能性が示された。